五十四番札所 近見山 宝鐘院 延命寺

(ちかみざん ほうしょういん えんめいじ)
標高244mの近見山山頂からは、瀬戸内海の美しいパノラマを楽しむことができる。
その山頂一帯に七堂伽藍を持つ大寺院こそが延命寺であった。養老4年(720)に行基が開き、弘仁年間(810〜824)に弘法大師によって嵯峨天皇の勅願寺となった。その後、天正の兵火により山の麓に移された。元は「不動院・圓明寺」といったが、前札所の円明寺と紛らわしいため、俗称であった延命寺に改められた。
■本尊 不動明王
■次の札所まで 約4km
■所在地 愛媛県今治市阿方甲636
■電話 0898-22-5696
見所

■山門
総けやき造り。
元々は今治城の城門であったが、明治の城取り壊しの際に移された。
■越智孫兵衛の墓
江戸時代の庄屋で、農民のために年貢の減免に尽くし、松山藩だけで餓死者3,500人といわれる享保の大飢饉のときも、村からはひとりの餓死者も出さなかったと伝えられる。
■梵鐘
延命寺の鐘には代々近見山から取った愛称がつけられていおり、現在は3代目で、「近見三郎」という。
永元年(1704)に造られた2代目の「近見二郎」の鐘の音が良く、現在では大晦日の除夜の鐘の時だけその音色を聞くことができる。
■真念法師ご建立の標石
四国遍路の父といわれる信念法師が建てた道しるべの石。
前のお寺へ
  • 広告募集中
次のお寺へ